ハワイでの病院受診は恐ろしいほどお金がかかった!私が体験した本当の話。
子連れ旅行は、子どもが体調を崩さないかどうかが気がかりですよね。
私も、ハワイに行くまで一番心配だったのが子どもの発熱だったので、直前の2週間は児童館や子どもが多く集まる場所で遊ばせることは極力控えていました。
そして、みんな元気いっぱいでハワイへ!と、ここまでは良かったのですが…
現地に着いた翌日に発熱。
帰るまで結局下がらず、日本に帰った直後に発疹が出たので、娘なんとハワイで突発性発疹になっていました。
突発性発疹って、熱が出た最初の頃は機嫌が良く、段々と不快感が出てくるんですよね。
それで最初の頃は、熱がある以外は普段と何ら変わらなかったので、「ただの疲れかな?」と思っていたのですが、最後の夜に爆発!
熱もあるし、寝られない様子だし、辛そうだし、深夜の2時に慌てて病院に駆け込むことになりました。
ワイキキのカピオラニ病院で深夜2時に緊急診察を受ける
旅行のガイドブックやインターネットなどで、子どもがかかれる病院や日本人医師がいる病院あらかじめメモしていたのですが、実際はどこも日中帯しか営業しておらず、深夜に電話しても留守電になるだけ。
なしのつぶてだったので、ヒルトンの担当の方に深夜に相談をしたところ、カピオラニ病院での受診を勧められました。
ここは電話での予約などが必要なく、緊急窓口に直接行けば診てもらえるとのことで、タクシーで移動。
場所はこのあたりです。
アラモアナショッピングセンターの上あたりですね。
ハワイでの小児科受診。診察はどんな感じで進むのか
病院の受付窓口(急患)に着くと、パスポート、旅行保険の加入証の提示を求められ、その後問診票を記入。ここでののやり取りや問診票の表記は、もちろん全て英語です。
順番が来ると看護師が迎えにきて、診察室の横の検査室のような部屋で、熱や脈や血圧を計ったのですが…
この時点で熱が39度1分あるとのことで、その後男性看護師が持ってきたのは、甘~い香りと薬っぽい香りが強烈に入り混じった、ピンクとオレンジの間のような色をした解熱剤。
これを今飲ませると言うのです。
日本じゃ、医師の診察が終わる前に薬を飲ませるなんて考えられないですよね?!
でもこれに従って、泣いて暴れる娘にこの解熱剤を飲ませたのでした…
その後、今度は診察室へ移動。
診察室と言っても、手術台のようなベッドが真ん中に横たわり、その横にはモニターのような機械が置いてあり、さらに周りには大量に置かれた注射器や手袋。
大人でも、これから何が起こるんだろうとビビッてしまうようなお部屋です。。
そんな仰々しい診察室の上の方に置かれたテレビで流れている、楽しそうなスポンジボブのアニメ。わびしかったです…
診察室では、今度は女性看護師が2人入ってきました。元気で明るくて、映画とかで良く観る看護師さんのような感じのお姉さん。
まず、コアラの柄のガウンに着替えてくださいと、そして、熱の原因を探るために色々と検査をさせてくださいとのことでした。
1つ目は、膀胱炎の検査。子どもはよく膀胱炎になり、そのせいで熱が上がることがあるから、おしっこをカルーテルで採取するとのこと。
2つ目は、RSウィルスの検査。3つ目はインフルエンザの検査。
これは、お鼻に細い検査の棒を入れてチェックする、あの大人でも痛くて嫌な検査です。
膀胱炎の検査は、手術台のようなベッドに、泣きじゃくる娘を無理矢理抑えつけて、オムツを外してカルーテルをさして、注射器1本分くらいのおしっこを採取しました。
この光景、私今でも強烈に脳裏に焼き付いていて、娘はどれだけ怖かっただろうかと胸が痛くなります。
全部の検査が終わってしばらくしたら、結果を伝えにということで日本人医師が入ってきました。…てか、日本人の先生がいても、基本外国人の看護師さん&英語対応なのね。
そこで先生から、全ての結果が陰性だったことと、明日処方箋を出すから、今日の診察の最初に出した薬を受け取ってください、と説明を受けて診察は終了。
(ちなみに、処方箋は街中にあるロングス・ドラッグスで受け取れます!)
旅行保険に入っていたので、その場での精算はありませんでした。病院を出たのは朝の4時頃でした。
日本に戻ってきてから保険の手続き。まさかの診察代に度肝を抜く
日本に戻ってきてから、保険会社に一連のことを連絡して、手続きをしました。事は問題なくすんなり進み、診察代の請求も、病院から直接保険会社に行くので大丈夫とのことでした。
でも、あの診察、結局いくらかかったんだろう…
今後の参考にしたくて、結果を教えてほしいと保険会社に伝え、結果の連絡がきたのがハワイから戻ってきて2週間後のこと。
「診察代が1775ドル、これに医師の対応費がまだ未確定ですが大体200ドルくらい加算されるので、全部で2000ドルですね」
ふ~ん。2000ドルかあ~
ちょ、ちょっと待てよ!?
2000ドル、当時のレートで言うと…20万円!?!?
保険に入ってて良かった…
三世代ハワイ旅行に行くにあたり、保険を色々と調べていたら、アメリカで救急車を使って少し入院となっただけでも1千万くらいかかったケースもあるとのことでした。
1晩の診察で20万円もかかるなら、納得です…
三世代で行くなら人数も多いし子どももいて何が起こるかわからない。
保険は絶対に必須だなと心底思いました。
最後に、アメリカでの救急車は局番無しの911番ですが、全て有料です。
保険に入っていたらとんでもないことになると思います…ので、三世代旅行では必ず保険に入っておいたほうがいいですよ!
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